「ありがとう」

  「これは俺の仕事だから!

   じゃあ明日な!」

  「うん…」

  彼…いや元気君は

  あたしを乗せたバイクに乗って

  元来たみちを

  走り去ってゆきました。

  あたしは、すぐに

  少し容量が減った携帯を

  取り出しあるところへ

  電話した。

  「もしもし?

  今日泊まりに行っていい?」

  「いいよ…」

  あたしはお母さんの了解を取って

  泊まりに出かけた。


  



  「いらっしゃい」

 

  「だいじょうぶ?ひな…」



  そう、あたしは

  1人暮らししている

  ひなのいえに

  泊まりに行った。

  ひなは今日

  一人ですごすのは

  きついくらい

  怖い体験をしたはずだから…

  それに、その彼のせいで

  あたしも

  元気君と付き合うことに

  なったから…