ホウキとチリトリを
持ち準備万端の私は


4階の階段にむけて足を運ばせた

4階は3年生の階だから
2年の私には縁のない所

だから今回来るのが初めてだった私は少し胸がドキドキしていた


最上階には
屋上へと繋がるドアがあった

「あっ!屋上からグラウンドで体育してる樹くん
見れるかもっ!」

いやっでも普通,
屋上行きのドアには鍵かかってるよね…;


いやいやっ!
私の樹くんへの愛があれば
きっとドアも開くはず!

「ひらけ〜ゴマっ!!」

呪文(?)と一緒に力いっぱい
ドアの具をひねる