投げ飛ばされたアルバはやっと我に返り、周りを確認するとセロシアのいたところには大きなウサギが座っていた
ーまさかっセロシア!!!
勢い良く立ち上がってウサギの近くに駆け寄り、セロシアの安否を確かめる
「どこだ、セロシア どこにいるんだよ!!!」
地面に膝を付けて賢明に捜しているとウサギの下から手が出ていることに気がついた
ウサギは何食わぬ顔であくびをしたままそこから退く気配が全くない
「なあ、そこどいてくれよ 仲間がお前の下にいるんだ」
アルバがそういってウサギにどいてもらおうとするが当のウサギは全く聞く耳を持っておらず、またあくびをする
早くウサギの下からセロシアを救出せねば彼女は圧死してしまうだろう
そうなる前にアルバはなんとしても助けたかった
約束したから守るとかじゃない
ーこんなオレに初めて出来た大事なヤツだから・・・!!!
「・・どけって言ってんだろまだわかんねぇのか? こんなになっがくて邪魔な耳でも聴こえてんだろうが!!!」
ウサギ特有の長い耳を引っ張りながら吼えるとウサギはビクッと体を震わせておずおずと下がった
下敷きになっていた少女は地面に顔を付けたままピクリとも動かない
「おい、大丈夫か!? なぁ返事してくれよ・・・」
セロシアを抱き上げてペチペチと軽く頬を叩いてみるが何の反応も示さない
ーこんなとこで死ぬようなヤツじゃないだろセロシア・・
ーまさかっセロシア!!!
勢い良く立ち上がってウサギの近くに駆け寄り、セロシアの安否を確かめる
「どこだ、セロシア どこにいるんだよ!!!」
地面に膝を付けて賢明に捜しているとウサギの下から手が出ていることに気がついた
ウサギは何食わぬ顔であくびをしたままそこから退く気配が全くない
「なあ、そこどいてくれよ 仲間がお前の下にいるんだ」
アルバがそういってウサギにどいてもらおうとするが当のウサギは全く聞く耳を持っておらず、またあくびをする
早くウサギの下からセロシアを救出せねば彼女は圧死してしまうだろう
そうなる前にアルバはなんとしても助けたかった
約束したから守るとかじゃない
ーこんなオレに初めて出来た大事なヤツだから・・・!!!
「・・どけって言ってんだろまだわかんねぇのか? こんなになっがくて邪魔な耳でも聴こえてんだろうが!!!」
ウサギ特有の長い耳を引っ張りながら吼えるとウサギはビクッと体を震わせておずおずと下がった
下敷きになっていた少女は地面に顔を付けたままピクリとも動かない
「おい、大丈夫か!? なぁ返事してくれよ・・・」
セロシアを抱き上げてペチペチと軽く頬を叩いてみるが何の反応も示さない
ーこんなとこで死ぬようなヤツじゃないだろセロシア・・


