ー気持ち・・・オレにも変えられるかな

仲間にやられそうになったときも勇気をだせば勝てるかもしれない

もしだめだったとしてもまた次頑張れば良い

そう考えたら今までの自分と別れることが出来そうな気がした

「あ、でも急には無理だからゆっくりでいいんだからね? 私だって武器を捨てろって言われても無理だもの」

「・・・ありがとな、セロシア」

ーちょ! 涙目反則っ・・・!!!

涙目でニカッと笑うアルバにドキッとしてしまったのは内緒。

何とか取り繕おうとしていると何やら焦げ臭いにおい

「何このにおい・・・」

「って あー!! 肉がこげてる!!!」

話していてすっかり忘れていた熊の肉が真っ黒な炭となっていた

「「あーあ、やっちゃった」」

二人で言うタイミングが重なって思わず二人で噴出してしまった

「ふふっ 何コレ食べ物じゃないじゃないっ!!」

「あぁー なんか余計腹減った!! まだ肉あったっけ?」

そういいながら我が物のようにかごの中をあさる

一応あるにはあったが、これはお見舞いの品として残しておいたもの。

コレを食べたらまた探しに行かなければならない

「・・おばあちゃんにこの毒リンゴでいいかしら」

「ダメに決まってんだろ!!」