今日は桜川高校の入学式。

とうとうこの日が来てしまった・・・
緊張するよぉ・・・
憧れだった高校生になれるんだから!
あ~ブレザー可愛い!!
でも、スカート短すぎたかな?
カーディガン大きすぎたかな?
髪の毛長すぎたかな?
不安なことばかり・・・
はぁ・・・

「紗里奈~!!」
「あっ!志穂先輩!!」
志穂先輩はアタシの二歳上の憧れの先輩。
アタシ、志穂先輩と同じ高校に入るためにがんばって勉強
したんだ!
その結果、見事同じ高校になって嬉しい!
確か、志穂先輩の弟も同じ高校だったはずだけど・・・顔も見たことないし。名前もしらない・・・
「志穂先輩!!これから宜しくお願いします!」
「うん☆分からんことあったら聞きな!」
「は~い☆」
「なら、アタシ準備あるから先に行ってるね!」
「分かりました!!」
走って志穂先輩は行ってしまった。

桜が満開で綺麗な桜並木道をウォークマンで音楽をききながら。
周りは、同じ新入生と思われる人たちがワイワイ喋りながら登校していた。