10月21日、真奈美の病状が急変した。

真奈美は目を開けていない。

次の日すぐ愛依は病院に行った。

私が病院に着いたとき真奈美は目を開けた!

しゃべることができなくなっていた真奈美が最後の力を振り絞り愛依に

「あ・り・が・と・う」といいそのまま目を閉じていった。

そのとき「ピ―――」といった。

「真奈美、死んじゃだめだよ!まだいっぱい、いっぱ遊ぶんでしょ!」

と言った。

でも、だめだった。



10月21日  8:30



真奈美は息を引き取った。

真奈美のお母さんが私に手紙をくれた。

「これ、なんですか?」

「うらをみて。」

裏には 真奈美 と書いてありました。

真奈美のお母さんが説明してくれた。

「それは、真奈美が1日退院した日に書いた手紙。真奈美がわたしてって・・・。」

それを読んでみると、

          ―愛依へ―

  一番の友達になってくれてありがとう!!”一緒に

  遊んだこと絶対忘れないから!病気のこと言わなかっ

  たよね。ゴメン。わたしは白血病でした。愛依、私は

  海が大好きです!私のお気に入りの海があります!!”

  ○○海です!私はいつも愛依のことみてるから! だから、

  愛依も海に遊びに来てね!待ってるから。またね

  
                  真奈美より


と書かれていた。

私は海へ走った。

そこで泣きながら叫んだ



           真奈美

          ありがとう!


それから何年たっても毎年10月21日にうみへ行った!

だって真奈美が待ってるから!!”