俺のひねくれお嬢様



「ユマさっきから、べっつに~べっつに~ってべっつに~しか言えないの?」


リョウカは言ってからハッとしたようにくちもとに手を置き早く帰ろうと俺を急かした


むむむ…っ


リョウカなんかおかしい


また誰かに吹き込まれたな??


そーです


また、と言うことは以前にもありました。こんなこと…


今度も俺を好いている子たちだろう


「俺はそのままのリョウカが好きなんだからな~っ」


そう言うと少し前を歩いてたリョウカは俺の方に振り返り目に涙を浮かべニコッと笑った