タカマサは、私を抱きしめた。


抱きしめて、

「大丈夫だから。
…力抜いてみ。」

耳元でそう囁いて、
抱きしめながらキスをした。

何度も何度も。



温かかった。



タカマサに抱きしめられて、
キスされて、
痛い感覚もなくて、
タカマサの温もりを感じて、
不思議な気分になった。

今までのとは、何かが違う。



いつまでもいつまでも抱きしめたままいてくれて……



………突然、体に電気が走ったかのように、ものすごい感覚がきた。


「あぁっ…!!!」


「痛い?」


「違う…………」


「感じる?今入ったよ。」


「えぇ??全部入ったの?」


「うん。今、全部入ってる。」


「…んぅっ……!」

涙がこぼれてきた…


「痛い?抜こうか…?」


「だめっ…動かさないで…お願い…」


「え?大丈夫?そんなに痛い?」


「違うの、痛いんじゃ…ないの……。
あっ……だめ……今…少しでも動かしたら、イっちゃいそう。」

涙が止まらない。


それを聞いたからなのか、
タカマサは腰を動かし始めた。

ゆっくりと…



「あぁっっ………」


相性がいいって、こういうのなんだろうな…そう思った。


頭が真っ白になって何も考えられなくなった。