《あ・・・タカヒロだ。
私を心配して追いかけてきてくれたのかな・・・

タカヒロ、ごめん、今の状況、理解して、
合わせて!!》

心の中でそう願って、タカヒロに駆け寄った。


腕を絡ませ、目で訴えた。

タカヒロは顔を曇らせ、
「は?」と言った・・・



伝わらなかったんだろうか・・・


「あぁ〜、あなたがタカノリさんですか?
もう、コイツに手ぇ出すのやめてもらえます?
もう、俺とつきあってるんで。」


タカヒロ・・伝わってたんだね・・・・・・・・・ありがとう・・・・



でも・・・

「あっそう(笑)。
昨日の今日でねぇ(笑)。
嘘下手だね〜
アッハハハハ(爆笑)
あ〜おかしい。」
大笑いされた。


「てめぇ〜・・!!」

「タカヒロ!やめて!!
もう、いいから。
もういいから行こう。
送ってって。」



タカ・・狂ってる・・・



狂ってるようにしか見えなかった・・・