救われた。

結局、一晩中、タカヒロとお酒を飲みながら話をしていた。

タカヒロがいてくれたおかげで、
寂しかったはずの夜が、明るくなった。




翌朝、タカヒロが送ってくと言ってきた。

「いいよ、一人で帰れる。
もう大丈夫だから。
ありがとう。」



そう言って、一人で駅へ向かった。



もう・・タカとは会うのやめよう。
そう思いながら。




携帯を見たけど、着信もメールもきてない。

タカは、結局、そういう人だったんだ…





後ろから突然肩をつかまれた。