街で君の唄を聞いた


「とりあえず城に戻るぞ」

「へーい。レイヒちゃんは誰の馬に乗りたいー?」

「え、あ、誰でも構わないですけど」

「じゃあ俺の「レザ…お前少し黙れや」



おぉう コルクの目が光った気がっする。
効果音でいうならキラーンてやつ。


「とりあえず俺の馬に乗ったらええ。ヴィーノののは既に乗った事やし、レザは煩いしなぁ」

「あ じゃあお願いします」

「自分ばっかり得しよーなんて、考えておらんよなぁ?コロちゃん♪」

「まぁそれも少しある」

「否定しないんかッ」

「俺はお喋りな弟とは違うて、素直にストレートやで」


あれ  コルク目が笑ってない。
いや、笑ってたとしても黒い。

若干浅黒いオーラが見えるッ…!!
本当は腹「こンのッ 腹黒野郎!」

「ほーォ。いーつからそんな口が聞けるようになったんや?」

「もう前々からやッ」

「………いい加減にしろ」

「「「スイマセンデシタ」」」


一番怖い。


ヴィーノはこの中で一番怖いぞ。
思わずあたしまで謝っちゃったよ…!!
恐るべし。












「あ〜…やっぱりいったいわ…」

「どこが痛いん?」

「や、暫くしたら治ると思うから大丈夫」


にしても、やっぱお決まり。




城デカッッ!!!

色はクリーム色っていう感じ。
屋根(?)が赤っぽいようなピンクっぽいような感じで、窓が沢山ある。
流石。

これだけデカいんだって事は、ど偉い人がいるんだろうなって思う。
多分ね多分。