街で君の唄を聞いた


「(ッチ 抜け殻は無理やったわ)ま 大人数の方がレイヒちゃんを守れるし楽しくいけそうやしな!」

「お前ホントにそれ本音か?」

「半分は」

「「…オイ」」



と いうわけで、街に来たあたし達ですが。



人混み…ヤバすぎる!
めちゃめちゃ人いるし!!
流石街!いや~色んなとこがあるね~!って言いたいところだけど、無理。

あぁ…もう周りを歩いてる人達が同じ顔に見えてきた…ハハ…。


「おまっ ドコほっつき歩いてんだバカ!そんなに迷子になりたいのかお前は!」

「え?あたしヴィーノ逹に着いていったつもりだけど?」

「着いて来てねぇから探したんだろ…。今日はいつもより人多いんだよなぁ…。…メンド」

「だったら来なきゃよかったじゃない」

「レザがお前に何しですか分からなかったからな…。監視みたいなモンだ」

「でもレザいないし」

「またその辺でナンパでもしてンだろ」



レザって俗に言うチャラ男か。
というよりか遊び人?
あ、コレはいっちゃ駄目か。

んー…でもレザは…そうっぽくみえなくも…ない?
いやいや、最初会った時は好青年だった。爽やかボーイだよ。

「何考えてンだよ。行くぞ」

「どこに」

「お前が行きたい場所」

「え?ヴィーノってあたしの心ん中見えるの?そんな技あったの?」

「…技って…。おまえの顔に書いてあるだけ」

「マジで!?やっべ消さなきゃ」

「…」(レイヒの頭の悪さに気づく)



「…ハァッ……ハァッ……疲れた…」

「あともうちょいだから 我慢しろって」

「うー…」


店行くのかと思ったら山ですか。
あなたは登山家ですか。
乙女にこんなゴツい山登らせるなんて…!!




「…っぶねー…。大丈夫か?」

「あ…うん」

「そのまま掴まってろ」


危やくなったところをヴィーノに助けられました。
ヘタしてたら死んでたかも。
ホハッ 危ね。