街で君の唄を聞いた


「…っつあ〜…。あーあ、俺のさわり心地抜群のお肌が汚れたやん〜…」

「…てーっ…。…は!うばばばばば!だだだ大丈夫ですかお兄さん!」

「多分…って!背中触んなや!」

「ごごごごめめんなさいぃ!」


ポカーン



一同唖然。
チラッと見てみると、レザが白衣着た男の人と喋ってる。

白衣着てるってことは、もしかしなくてもさっき話してた研究員?

だとしたら今のは何。



「レイヒちゃん!ホンマ何すんねん!瓦礫のせいで若干頭切ったで!?しかも背中超痛い!こないだ背中打ったばっかなのに!」

「悪ィ」

「直ぐに手当て致しましょう!!」



白衣の人は急いで瓦礫から出ると、レザを勢い良く大根みたいに引っこ抜いた。
そしてその勢いで、後ろ(あたしの方)に投げてきた。

白衣の人はレザの手を持っていたわけで、向かってくるのは足で…。


顔面直撃する…!!


何故かかわす他ないと判断したあたしは、此処にいる全員が驚くだろう行動にでた。



「せいやぁあ!」

「痛ぁあ―――――!!!!」



まぁ、普通の女の子が出来ないような事を致しました。


背負い投げ。


多目に見ろ。



「…………ハッ…、俺今何見たんやろ」

「……分からない、な」

「…やっぱ男っぽいな…」

「マジで魔王、いやそれ以上だな」

「ヴィーノとラグアスにもやったげてもいいんだぞ?遠慮はすんなよ」

「「結 構 だ !」」



後に語り継がれる、選ばれし者、空(クラウン)の男っ気は、無くならないだろう。


…にしてもやりすぎた。

ピクピクーってちょい痙攣してんし。
これ危ねぇかも。

…暫くの間、やらない方がいいか?