アラビアみたいな城且つ、洋風な雰囲気の城が、目の前に建っている。
決して派手、という訳ではない。
ただ、何か煌びやか。
…あれ?何か可笑しい…?
「東大陸の騎士団、ヴィーフェルだ。王の命令で使いにきた」
「只今確認いたしますので、少々お待ちください」
でもやっぱり警備はしっかりしてるんだな…。
や、出来てなきゃ駄目なんだけども。
つーか鎧なんか着て暑くないのか…?
ただでさえこっちは暑いの嫌いだってのに、見てるだけで暑苦しい。
「お待たせ致しました。王がお待ちしておりますので、どうぞ王宮の中へどうぞ。呉々も騒ぎは起こさないようにお願い致します」
「あぁ」
誰が騒ぎを起こすんだ。
そんなに五月蝿い奴なんてい――
「やっぱさ、王宮の中っつったらさ、召使いさんだよな!」
「分かる分かる!そこは変態メレナと一緒なんやな!」
「お前も変態だろーが!」
「うるせぇな!黙っとき!」
「お前がな!!」
…居ました、約二名。
「おめーら言われて早々にうっせぇんだよ。ピーピーピーピー五月蝿くて目立ってんだよ。知能ねぇのかおめーら」
「「…すいません」」
ヴィーノ、今若干キレた。
冷酷な眼をして、言い放ちました。
どんな暑さでも身の毛がよだつぐらいに、冷たーい眼で睨みました。
おぉ、怖。
まあ悪いのは二人だけどね!
マジでコイツ等には学習能力ねぇのかと思ったしな!ははははは!
にしては暑いから早く王宮内入りたいんだけど!
もう汗がダラッダラで…。
…水分、プリーズ。
