「それで、此処に来たわけ?」 言われて、私は頷いた。 会いたかったから、 とは言わない。 「此処しか、居場所…無い。」 言った声が、 掠れた。 弱ってるな、私。 そう、思った。 誰かに縋りたくて。 でも、 私には此処しかなかった。 「お前さ…。」 マスターは言った。 不意に その手が、私の頭を引き寄せて 気付いた時には 私は、彼の肩に 額を預けていた。