「え?」 「気持ちは嬉しいけど、ごめん。俺は無理だ。」 また2年前と、同じような事になるかもしれない。 お前がまた泣くかもしれない。 傷つくかもしれない。 それが嫌なんだ。 「やっぱり、重い女は嫌だったよね。」 「違う。」 「?」 お、おい俺?! 否定して何を言うつもりだ? 「俺にとっても、お前は特別だから。」 「特別…な、の?」 「あぁ。だから傷つけたくねぇの。」