それほど自分じゃ何も出来なかった。 恋愛の始まりも終わりもあいつから。 俺はただ、もうあいつに無理をしてほしくなかった。 俺なんかの為に泣かないでほしかった。 だから、あいつが俺を特別って言ってくれて驚いた。 なぁ…真央? あの頃の俺がガキ過ぎてお前を傷つけたな。 ごめんな。 あれから2年がたった。 同じ高校に進んだ俺たち。 何故同じ学校かって? 学力の問題ってやつさ。