恋星華‐Renseika‐

『白町いいな!
ショッピングモールもあるし。
隼人はどう?』




さっきから寝てるばっかりで
何にも意見を言わない。




『俺はどこでも。』




うわ~
テンション低っ!!!
総理大臣になるとか言ってた
テンションはどこ行ったんだか。




『じゃあ白町に決定!』




携帯を見ると
新着メール3件
着信5件
全部将之からに決まってる。


今は将之から離れなきゃ。
会って辛くなるのは分かってる。
でもメールを見ると
会いに行ってしまう。




携帯の電源を切った。
将を忘れなきゃ…。




『長谷川!
置いてくぞ。』




神崎が私を見た。




『なに?』




『お前、とろい!』




そうおどけた様に笑った。




『ムッカー!!!
何よ、とろくないもん』