恋星華‐Renseika‐

「神崎…隼人」




そう呟くと
マイクが私の声を拾ったのか
さっきの男が私の方を見た




「何?」




とっても広い体育館
神崎隼人の声がこだました




「何で名前知ってんの?」




「え…
あ、その…」




どうしよう
あたしなんの考えもなしに
名前呼んじゃった…




すると神崎隼人は
ステージに上がってきた




「今新入生代表挨拶?」




「あ、うん」




ガタン…





「あーあー」