「理緒!おめでとう!」

松葉杖をつきながら、俺の方へと寄ってくる咲菜。

俺は、咲菜の首にメダルをかけた。

「約束通り、優勝したぞ?」

咲菜は嬉しそうにメダルを眺めて

「うん。絶対優勝してくれるって信じてた。」

と言った。