初恋。

「瀬名なんだよそんな急いで」


汐恩の顔を見て 声を聞いたら
体中の力が抜けた


 フラッ


「おい瀬名!?」


床の寸前で私の体を汐恩が受け止めた


汐恩のにおい・・・


その時珠恩の声が頭に響いた





『汐恩・・・好きな子いるよ?』
『汐恩の・・・為にも』