初恋。

「汐恩の為・・・?」


「うん 街全体の不良を相手にしてるんだ
彼女が出来たりなんかしたら・・・

今まで最強だった汐恩に
唯一の弱みが出来たら・・・」


「・・・っ!!」


私は立ちあがってドアに走った


「瀬名!俺・・・
返事待ってるから!」



珠恩の声も耳に入らず
階段を駆け下りた