あたしが階段を登ると、引っ越し屋があたしのタンスを持ったまま、玄関の前で立ち尽くしていた。




「あれ?どうしたんだろう……」



あたしが2人の引っ越し屋さんの間から様子をのぞき込むと、





――――そこには、







信じられない光景が広がっていた。