「じゃあね、達也」
「おう。A組のみんなに
迷惑かけんなよ」
「あんたもね。」
あみは達也と別れて
美沙子とA組の教室に入った。
名前順に席に座り
担任の先生を待つ。
あみは窓の外を眺めていた。
「山下さん、よろしく。
俺、元1年B組の村上。
分かるかな?」
前の席の村上君が
話しかけてきた。
「ごめん。私、人の顔と
名前覚えるの苦手で」
「そっか。
違うクラスだったしね。
でもよく廊下ですれ違って
たりしたんだけどなぁ」
「ごめんね。高校になって
クラス多いから、なかなか。
村上君って何部なの?」
「野球部。」
「あぁなんか分かる。
球児って感じ出てるもん」
「なんだそれ。」
村上君が笑った。
「山下さんは、部活
入って無いの?」
「入ってないよ。
高校行くまで
時間かかっちゃって
部活してたら大変だから。
でも地元で空手習ってるんだ」
「おう。A組のみんなに
迷惑かけんなよ」
「あんたもね。」
あみは達也と別れて
美沙子とA組の教室に入った。
名前順に席に座り
担任の先生を待つ。
あみは窓の外を眺めていた。
「山下さん、よろしく。
俺、元1年B組の村上。
分かるかな?」
前の席の村上君が
話しかけてきた。
「ごめん。私、人の顔と
名前覚えるの苦手で」
「そっか。
違うクラスだったしね。
でもよく廊下ですれ違って
たりしたんだけどなぁ」
「ごめんね。高校になって
クラス多いから、なかなか。
村上君って何部なの?」
「野球部。」
「あぁなんか分かる。
球児って感じ出てるもん」
「なんだそれ。」
村上君が笑った。
「山下さんは、部活
入って無いの?」
「入ってないよ。
高校行くまで
時間かかっちゃって
部活してたら大変だから。
でも地元で空手習ってるんだ」
