好きなんて言わないよ

二人の降りる駅に着き、
改札口を通って高校へ迎った。

「私達はもう今日から
高二なんだからね。
もっと大人になりなさいよ」

「ちびのあみには言われたくねぇな。」

「はいはい、もういいわ」

「なんだよー!その言い方。
俺が子供みてーじゃんか」

「子供じゃん」

「大人だ、俺は!
かっこよくて、完璧な!」

「クラスどーなるかなぁ。
担任な先生、
怖かったらどうしよ」

あみは達也を無視して言った。

「お前なー」
達也は先にどんどん行く
あみを追いかけた。