倉庫は、端から端まで、数十メートルある。 そんなやり方は非効率極まりない。 ってか、疲れるし。 もっと楽に仕事しようよ。 あたしは智代っちに声をかけた。 「ねえ、智代っち、ちょっとそっちのデータ貸して」 「は、はい」 あたしは智代っちの手からデータの束を受け取った。