俺は手を伸ばして礼奈の頭をポンポンとそっとたたいた。 「冗談だよ」 笑いながらそう言うと、礼奈はあからさまにほっとした表情を見せた。 その時、ゴンドラが地上に下り着き、係員によって開けられたドアから俺たちは外に出た。 すっかり元気になった礼奈は、スキップでもしそうな足取りで先を行く。 それを見ながらこっそりため息をついたことは礼奈には内緒だ。 待つって言ったのは俺だしな。 しかし、いつまで待てばいいんだか…… やれやれ…… 【End】