婚約者☆未満


最初は揺れの恐怖と突然のキスに戸惑っていた礼奈も、やがて体の緊張をといた。


繰り返しキスしているうちに、だんだん積極的にこたえるようになってきた。


よしよし。

それでいい。

ほら、もう揺れて怖いことなんか忘れたろ?


すっかり緊張がとけた様子を確認して顔を離した。

目を潤ませて、ぼおっとした表情の礼奈が俺を見上げていた。


うっ、やばい。

そんな顔見ちまったら……


つと目をそらすと、すぐそばに建つホテルが目に入った。