「あー、待って待って! 夕食の前に行きたいところがあるの!」 猛烈な抵抗に会い、引き戻された。 「行くってどこへ?」 仕方なく聞くと、 「観覧車!」 満面の笑みで言われた。 くっ…… その笑顔は反則だろう。 「……仕方ないな。 どこにあるんだ?」