「あったりまえじゃん、あたし女子高生だもん。 あたしの年なんか最初っから知ってるでしょ?」 何をいまさらって思ったんだけど。 「制服姿見たのは今日が初めてだ……」 呟いた伊織の言葉を聞いて、あたしは納得した。 ああ、そっか。 夏休み中はずっと私服だったもんね…… あたしは、にやりとしながら突っ込んでみた。 「なに? 伊織ってば、もしかして制服フェチ?」