「江里花から?」 メールを開くと、江里花から怒りマークつきのメッセージ。 『明日もっと詳しく教えてもらうからね!』 あたしはこっちを見てる二人に向かって、オーバーアクションで手を合わせ頭を下げた。 すると、二人とも笑って手を振ってくれた。 助手席に乗り込むと、伊織がやれやれといった表情であたしを見ていた。 「なに?」 「ほどほどにしないと、友達なくすぞ」 「平気。 江里花もゆかりも親友だもん!」 もちろん、明日埋め合わせはするけどね!