伊織の手があたしの下着に触れた。 その瞬間、あたしの中で、何かがはじけた。 「やっぱ、無理っ!」 あたしは伊織を突き飛ばした。 伊織は驚いた表情であたしを見ていた。 その顔が『なぜだ?』とあたしを責めているようにも見えて、あたしはとっさに謝った。 「ご、ごめん……」 伊織は、しばらく無言だった。 あたしもそれ以上何も言えなかった。