でもその時、昨日の伊織の冷たい言葉が蘇った。 『おまえは気にしなくていい』 バイトだと思って馬鹿にして! あたしだって、ちゃんと役に立ってるのに! 智代っちより仕事、速いし! 昨日の帰りにチェックしたデータを見たとき、あたしの方が50件くらい多かったんだから! 貝塚さんだって智代っち本人だって、あたしのこと褒めてるのに! 今夜帰ったら、伊織に教えてやらなくちゃ。 あたしはそう決めて、昼食の最後のひと口を口に放り込んだ。