「「お疲れ様でした!」」 「「お帰りなさい!」」 駐車場に通じる通路の方で数人の大きな声が響いた。 見ると、伊織が帰ってきたところだった。 挨拶する従業員の人たちに軽く手をあげて笑顔で応えている。 貝塚さんもにこやかに伊織を出迎えた。 「お帰りなさい。 その表情ですと、いいお話が聞けそうですな」 「ええ、うまく行きそうですよ」 そのまま二人は支店長室に消えていった。