そんなあ…… なんか面白くない。 そりゃあ、あたしはバイトだけどさ! あたしだって、一生懸命仕事してるのに! あたしは唇をとがらせた。 ふと、ウーロン茶を持つ指先を見ると、昨夜きれいに塗ったマニキュアが無残にはげていた。 あたしはキッチンから出て、伊織のそばに行った。 「ん?なんだ?」 伊織があたしを見上げた。 その目の前に右手を広げて見せた。