婚約者☆未満


そんなあ……


なんか面白くない。


そりゃあ、あたしはバイトだけどさ!


あたしだって、一生懸命仕事してるのに!


あたしは唇をとがらせた。


ふと、ウーロン茶を持つ指先を見ると、昨夜きれいに塗ったマニキュアが無残にはげていた。


あたしはキッチンから出て、伊織のそばに行った。


「ん?なんだ?」


伊織があたしを見上げた。


その目の前に右手を広げて見せた。