それにしても、礼奈って! 呼び捨て!? むかつく!! そっちがそう呼ぶなら、あたしだって呼び捨てにしてやる! あたしは振り向きながらがキッと睨んだ。 その横で、智代っちは丁寧にお辞儀をした。 「お疲れ様です、支店長」 「ああ、おつかれ」 倉本伊織! にっくき相手は、にこやかに智代っちにねぎらいの声をかけた。