お昼ご飯を食べ終えて時計を見ると、12時40分。 一人二人と、外に食べに行っていた人たちも帰ってきた。 智代っちは弁当箱を包み終えると、あたしに言った。 「礼奈さん、私、先に倉庫に戻りますね。 礼奈さんは1時まで休憩なさっててください」 あたしはそう言って立ち上がる智代っちに笑いかけた。 「あたしも化粧直ししたらすぐ行く。 ここにいても暇だしね」 あたしの言葉を聞くと、智代っちは申し訳なさそうな喜んでいるような複雑な表情で微笑んだ。