【完】君色フォトグラフ

私、なんてバカなこと言っちゃったんだろう。




そうだよ。




和由君のことを先に見ていたのは満里奈・・・昨日心の中にしまっておくって決めたのに。




痛かった。

心が痛かった。




私は椅子からフラフラと立ち上がり教室を出た。

向かった先は写真部の部室。




ガラガラ・・・ピシャン




部室のドアをゆっくりと閉める。

閉めたと同時に、足の力がガクンと抜け、私はその場にペシャンと崩れ落ちた。


「振られたようなもんだよね」


ポツンと呟くとポロポロと目から涙がこぼれ落ちる。


パソコンを起動させ、和由君の写真を読み込み削除ボタンをクリックした。


たった一枚だけの君色の写真がキリキリキリという機械音と共に、消えていった。









「バイバイ」