【完】君色フォトグラフ

中間休み。

次の時間の準備をしていると、和由君が話しかけてきた。


「あのさ、大槻。昨日姉ちゃんに写真送ったよってメールしたら喜んでた。サンキューな」


「うん。それなら良かった」


和由君はそれだけ伝えると、うつぶせになってまた眠り込んだ。


窓から入る風にふわふわ揺れる髪の毛。

それを見ていたら和由君の昨日の言葉を思い出した。


「和由君」


「・・・・・・何?」


和由君はうつぶせのまま答える。


「わ、たしが・・・和由君の写真撮りたいって言ったら・・・どうする?」


私の言葉を聞いた和由君が頭を少しだけ傾けて、私の顔をじっと覗き込む。