【完】君色フォトグラフ

スースー・・・・・・


今日も私の隣から、幸せそうな寝息が聞こえる。

左手でほおづえをつきながら、頭をコクンコクンと揺らす和由君。


「では4行目から、南君」


「はい」


和由君の前の席の南君が当たる。

ということは次読むのは和由君だよね?


「和由君、起きて。次、当たるよ」


私はこっそりと和由君の左腕を動かした。


「う・・・ん」


「っわ」


和由君の右手が私の手をギュッと握る。

びっくりして和由君の顔を見ると和由君はゆっくり目を開いた。


「手、ちっこい」


そう呟くと、和由君は私の手をパッと離しポリポリと頭をかいた。

手が焼けてしまうのかと思うくらい熱かった。