【完】君色フォトグラフ

「さすがに、お昼休み印刷は出来ないよね・・・ハル君も来るかもしれないし」


私は部室に戻り、和由君の写真をパソコンに取り込んだ。

画面に大きく映し出される和由君の顔。


ドキリとする。


誰もいないはずなのに、周りをキョロキョロ確認してしまう。


「はあ・・・・・・」


プリンターから出てくる和由君の写真を見て、ため息をつく。

私はそっと和由君の写真をスクールバックの中にしまった。



その時、



ガラガラ




「りん、いる?」


「ま、満里奈!?」


慌ててスクールバックのチャックを閉める。


「どうしたの?部活終わったの?」


「うん。今日は早く終わったから、久しぶりにりんと一緒に帰ろうと思って」


「そ・・・なんだ。うん、いいよ」


私はスクールバックを背負い、満里奈と一緒に部室を出た。