【完】君色フォトグラフ

ハル君と別れた後、和由君と二人で教室へ戻る。

和由君は、一枚一枚確かめるようにめくりながら、写真を見ている。

教室に帰っても同じ。

ずっと写真を見ている和由君。


「いいよな。姉ちゃんは。こうして誰かに見てもらえて」


和由君は机の椅子に座りながら、ぼそっと呟いた。


「柚さんが羨ましいの・・・・・・?」


「・・・・・・うん。俺、いつも姉ちゃんに隠れちゃうから」


そう言って和由君は、うつらうつらと眠り込み、机にうつ伏せた。


「和由君。それはあなたの本当の気持ち?」


和由君に聞いたけど、もう眠ってしまっていて、寝息だけがスースーと聞こえた。

和由君のふわふわの髪の毛にそっと触れて、頭を撫でる。






どうしてだろう?




君がこんなに愛おしい。