「りん!一緒にご飯食べようよ」

次の日満里奈は、私の教室にやってきた。

今まで来てなかったのに・・・・・・。


「あ、でも私は・・・・・・」


「和由も一緒にどう?」


満里奈は和由君の背後からひょいと顔を覗かせ、和由君に尋ねた。


やっぱり和由君が目的なのかな・・・・・・?


なぜだか心がツキンと痛む。


「俺は、いい」


和由君はつけっと答えると、立ち上がった。


「そんな。付き合ってるのに酷いじゃん」


「え?二人は付き合って・・・るの?」


「うん。昨日からね」


満里奈は満面の笑顔で私に微笑みを向ける。

私は和由君をちらっと見上げた。


目が合う。


私は慌てて目を背けた。