【完】君色フォトグラフ

「柚さんのこと好きなんですか?」


「うん!めっちゃ好き!」


ハル君は恥じらうことなく、私の質問にまっすぐ答える。


ハル君と私、同じ気持ちなんだ・・・・・・。

そのことがとても嬉しかった。

私は自然とハル君に言葉を返した。



いつもなら絶対ないこと。



自分の気持ちを話していた。


「私も柚さんのこと好きなんだ。新歓の時のダイビングキャッチに一目惚れで」


「ああ!あれね!あれは最高だったね!俺、柚さーん!格好いいっす!って叫んじゃったもん」


「あ!あれハル君だったんだ。私それで柚さんの名前知ったから、よく覚えてるよ」


「マジで!なんか恥ずかしい」


ハル君は顔をくしゃっとさせて、恥ずかしそうに笑った。

おさるさんみたいなハル君がとても可愛く思えた。





それから、私とハル君は柚さんの写真の前で、時々話しをするようになった。