【完】君色フォトグラフ

「そう。明らかに俺を見て嫌そうな顔してたじゃん」


男の子はズイっと私の顔に自分の顔を近づける。



やめて!!




私は怖くて、反射的に顔を背けた。


「なんだよ。意味わかんねえやつ」


男の子は立ち上がると、新入生歓迎会の途中だというのに、体育館から出て行ってしまった。








「りん」


私は肩をポンと叩かれた。


「え!?あ・・・満里奈(まりな)」


「どうした?新入生歓迎会終わったよ。教室戻ろう?」


「え?そうなの?」


辺りを見渡すと、大勢の人の波が体育館の入り口へと向かっていた。


「私、知らない人に話しかけられて固まってたみたい・・・・・・」


「そっか・・・もう、大丈夫?」


満里奈は優しく私の背中をさすってくれた。


「ありがとう、満里奈」