【完】君色フォトグラフ

「今日は早いんだね?」


「うん。こんなに雪が降っちゃ、グラウンド使えないし」


「いきなりどっさり降ったもんね。昨日まで全く雪、無かったのに・・・もう3月なのにね」


「最後にどっさり降ったってことは、春がもう少しだって証拠だよ。もうしばらくの辛抱じゃん?」


満里奈が足下の雪をザクザクとかかとで掘りながら、笑いながら答える。


「あのさ、りん」


「んー?何?」


「私、和由と別れたから」


「え!?」


「嬉しい?」


満里奈がいたずらに笑う。


「え・・・複雑・・・・・・」


「うまく逃げたね」


満里奈がひじで私をつついた。