【完】君色フォトグラフ

次の日。


私は朝から緊張していた。

ドキドキしながら自分の席に座り、そわそわと廊下を確認する。





き、きた!





キーンコーンカーンコーン・・・・・・



チャイムが鳴り、和由君がいつものようにギリギリに教室に入る。

相変わらず眠そうで、不機嫌そうな表情。

和由君は、ガタリと机をならし、ため息をつきながら席についた。


「おはよう」


私は和由君に挨拶をした。

和由君が少し驚いたように、私の方へ顔を向け、背けた。


「おっす・・・・・・」


驚くのも当たり前だよね。


私、あの時から、和由君のことずっと無視してたから。




私はフウと息を吐いた。



とりあえず、挨拶をするっていう今日の目標は完了。

自然と笑みがこぼれた。