【完】君色フォトグラフ

「ご、ごめん・・・・・・」


「うん・・・別に、いいけど」


「あの、私、満里奈に言いたいことがあって。いい?」


「ん。何?」


満里奈は私と向き合うように体を向けた。



そうだ・・・満里奈はいつだってそうだった。


私の話を聞くときはこうして体を正面に向けてくれてた。



「あ、のね。私、和由君が好きなのっ。私なんか無理だって思ってたけど・・・諦めたくないって思って、それでっ」


そこまで言って私の言葉は切れた。

そこから上手く言葉が出ない。

何を言っていいか分からない。



私は顔を伏せた。


その時、満里奈がふわりと私の体を包みこんだ。