【完】君色フォトグラフ

その日の放課後。

私はバス停で満里奈を待った。


季節は秋。

ジッと待っていると冷たい風が吹いて、体がブルっと震えた。


その時、満里奈の笑い声が聞こえた。

隣には・・・自転車を押しながら歩く和由君の姿。

胸がツキンと痛む。

私は二人の姿をまともに見ることができなくて、二人に背を向けた。


「それじゃ、和由。また明日」


「うん。それじゃあ」


二人の何気ない会話。

カラカラと自転車のタイヤの回る音がして、消えていく。



私の隣に満里奈が座る気配がした。

ドキドキする心臓。

息を吸ってはいて・・・・・・。


「あの!!満里奈!!」


「っぅわ!」


突然出した私の大きな声に満里奈が驚いた。