「なんで…なんで私なんか…」

涙が溢れてきた。

「だって…あた、しのせいで…
しん、でほ…しくな…い」


途切れ途切れに喋るエネミー。

「あんた…あんた馬鹿ね…」


私は死ななくてもあんたが死んじゃ意味ないじゃない。


「…ラビ、湖の辺に行こう」
「あぁ」


僕はそおっとエネミーを抱えた。